昨日、たまたまチャートを観ている時間帯にドル円が154円を突破しました。
この水準は34年ぶりくらいで、確実に円安が進んでいる事がわかります。
為替は非常に複雑で様々な要因が価格に反映されていきますが、一度トレンドが変わると簡単には変化しないという特徴があります。
素人目で見ても今後すぐにドル円相場が変化して一瞬で急激な円高に…とは考えにくいです。(可能性がゼロではありませんが…)
さらに円安が進む可能性も考えていく必要がありますね。
円安になるとネガティブな発言が増えてきます。
・円建て資産が目減りする
・景気が悪くなる
・物価が上昇する
・海外旅行に行き難くなる
・外国人労働者、特に高度技術者等が日本から出ていく
円安にも円高にも、それぞれメリットデメリットがあり歴史を振り返ると、その後何が起こっているか?という視点で観る事もできます。
そして、円安にもメリットがあります。
・外需系企業が潤う
・観光客増加
・外貨建て資産の含み益が増える
円が安くなれば、トヨタのような外貨で多くの資産を持つ企業は円安になるだけで資産が増加します。
日本で作ったものが安く海外で売れれば、日本の企業は外貨を獲得しやすくなります。
観光客が日本は安い!という事になればバンバンお金を使ってくれるので外貨獲得が容易になります。
歴史を振り返ると円安になった後には、好景気になるという循環も経験しています。
現在のような苦しい状況を耐え抜けば、我々世代が生きる時代はパッとしませんが、我々の子供世代が大人になる頃には再び日本は好景気のド真ん中にいるのかも?
なんて想像だけしています。