日記

改めて心の底から「継続は力なり」と感じた日

ジムに行ったら後ろから声を掛けられました。

以前、毎日同じ時間帯に一緒になっていて、ちょっとだけ世間話した事のある男性(Sさん)でした。

フィジークの大会に出場した経験をお持ちの方で、私などと違って筋肉の量が凄まじい方です…

そんな彼と久々に一緒になりました。

私「ご無沙汰してます。最近は一緒になりませんでしたね。」

S「はい。海外出張とかあって、全然ジムに来れませんでした笑」

私「お仕事大変そうですね。今って週何回くらいトレーニングされてるんですか?」

S「そうですね~今年に入ってからは週2回、できても3回です。ちょっと忙しすぎて。」

私「え!?週に2~3回でその身体を維持されてるんですか?逆にすごいですね…」

S「いえ、すごくないです笑。たぶん筋肉の維持だけなら週2~3回でも十分じゃないですかね?」

Sさんは筋トレを始めて16年くらいになるらしい。

今の状況では減量がキツイので今年は大会には出ないとか。

Sさんの話を聞いて思いました。

例えばモチベーションが最高潮の状態で一ヶ月間毎日、筋トレを6時間実施したとします。

一ヶ月後に体つきは大きく変化するでしょうか?

残念ながら一ヶ月くらいでは、ほとんど体は変化しません。

むしろ、レベルが低いうちは上手くターゲットとなる部位に効かせる事もできないし、筋肉も関節も弱いので無理をすればケガのリスクも高まります。

逆に毎日30分、10年以上筋トレを継続したらどうでしょう?

ほぼ、間違いなく筋肉量が増えます。

10年の間に間違った動きも徐々に修正されていきトレーニングの技術が向上していきます。

何回かケガを経験すれば、回復に必要な時間や休息の入れ方も上手くなるはずです。

筋トレだけでは筋肥大は困難で、栄養摂取や生活スタイルについても学ぶ時間があるでしょう。

これは他の全ての技術向上や学習にも共通している事です。

いきなり毎日12時間の学習を仮に1~2年続けたとしても、毎日2時間の学習を10年以上継続している人に勝つというのは現実的ではないという事と似ています。

ほとんどの場合、前者が後者に勝る事はありません。

人生一発逆転はないです。

毎日、少しずつできる事を長期間継続した人だけが勝つようにできているのだと改めて痛感しています。

継続は力なり。

この言葉を知らない日本人はいないと思いますが、この言葉の意味を心底理解していて、尚且つ実践できている人は極めて稀なのではないでしょうか?

私はSさんの話を聞いて改めていきなり結果を出すのではなく毎日コツコツと継続する事の重要性を再認識しました。

夢や目標は必ずしも実現するとは限りません。

ですが、人それぞれ目指すべきレベルは異なり、それぞれに合った夢や目標があるはずです。

私もどこまでやれるかはわかりませんが、一発逆転を狙うのではなく毎日自分で決めた小さい目標に向けた努力を継続していくべきだと痛感しています。

それにしても、やっぱり大会とか出ている経験がある人の肉体って本当にスゴイですね…

心の底から尊敬します。

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