日記

もう二度と英語の勉強はしない!

 

私は毎日、英語に触れる時間を長くするように意識しています。

ただし、

「英語を毎日勉強する!」

こういった感覚はありませんし、YouTubeなどで紹介されているオーソドックスな学習方法は実践していません。

かと言って、私達日本人が学校などの教育を通じて得た、英語学習方法も実践していません。

文法を学んだり、英単語帳をひたすら暗記したり、主にTOEICスコアを伸ばす事を目的とした「学習」にも興味がありません。

 

私が英語を使って会話できるようになりたいと強く思うようになったのは、海外の人と仕事を通じてコミュニケーションを取ろうと思った時に非常に不自由を感じた事が切っ掛けでした。

相手が可能な限り丁寧に理解しやすく話してくれているのはわかるのですが、それでも知らない単語や言い回しが多く出現して何を言っているのか雰囲気くらいしかわかりません。

 

そして、私は英文法や英単語を暗記したり、フレーズをコピーして会話に突っ込んでみたりしました。

確かに丸腰よりはマシでした。

多少、相手に前向きな姿勢をアピールできた部分もあります。

でも、会話が上達する事はありませんでした。

 

ある程度、文法や英単語を暗記して簡単なフレーズも頭に入ってきた頃、ある出来事がありました。

当時、勤務地が渋谷であった事もあり、通勤経路は外国人旅行者だらけ。

仕事が終わって渋谷の駅に向かうと、ある若いカナダ人のグループの1人と目が合い

「Can you speak english?」

って声をかけられました。

多少、英語を勉強してきたつもりではいたけど、自信がなくて正直ビビッてしまいました。

そこで、私は逃げる事を考えて

「I can't speak English…」

って答えました。

男性は「Oh! good!」っと言ってニコッ~って満面の笑みを見せると

「○▼※△☆▲※◎★●○▼※△☆▲※◎★●○▼※△☆▲※◎★●○▼※△☆▲※◎★●○▼※△☆▲※◎★●○▼※△☆▲※◎★●…」

なんで、英語できないって言ってるのに本気で話しまくっているんだろう?

あぁ…、でも色々と話してくるから今さら逃げるわけにもいかない…

結局、ある外国人に人気のバーに行きたかったって事が理解できて交番で聞いてバーまで送り届けました。

最後に若い男性は名前を名乗ってきました。

私も名乗り彼とガッシリと握手を交わして笑顔でわかれました。

 

なぜ、こんな何気ない事を今思い出したのかというと、実は会話ではこういった事が起こりがちだという事を最近少しずつ理解し始めたからです。

文章で「I can't speak English」「I can speak English」を比較すると中学生でも一目瞭然ですが、実際の会話では差が微妙です。

英語に慣れている人達は強弱のアクセントで使い分けています。

私は「I ca ↓ n't speak English」と発音したのですが、これだと「can」にも聞こえる。

「できないよ~。」って言いたいなら「I ca ↑ n't  speak English」って発音すべきだったんですね。

それをプリズンブレイクを観ていたら気がついて、上記の事を思い出しました。

英語をテキストベースで学習する事もボキャブラリーを増やしたり、言い回しを理解する上でとても重要な事なのかも知れません。

ただ、会話ができるようになる為に上記のような勉強を続けたとしても、英語でコミュニケーションが取れるようには絶対になりません。

私は英語で作られている映画や海外インフルエンサーのYouTube動画などを中心に字幕なしで、そのまま英語を聞くようにしてコンテンツを消費しています。

可能な限り英語に慣れていくようにしていきたいです。

なので勉強という感覚ではなく、なるべく英語に触れる時間を増やすように生活するように意識しているだけですね。

 

母国語以外の言語をネイティブスピーカーと遜色なく使いこなしている人達は、例外なく膨大な時間を言語習得の為に投資しています。

少なくとも、私は母国語である日本語を使ってコミュニケーションを取れるようになる為に、膨大な時間を日本語という言語習得の為に使ってきました。

これを「勉強」として日本語に触れているのか?何となく日本語がありふれた環境で過ごしてきただけなのか?

自分が母国を使えるようになった実体験から、本人の感覚や意識は別として言語習得の為には膨大な時間、大量に触れ続ける必要があるという事の証明なのだと思います。

 

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